左より:米原、浅川、秋山、校條
鬼才・にしのあきひろ二冊目の絵本として出版された『Zip&Candy』。ロボットファンタジーであるこの絵本を、なるせゆうせいがアレンジし、音楽劇として舞台化される。
ダブル主演のジップとキャンディは、元SUPER☆GiRLSで女優として着実に実力をつけている浅川梨奈と、映画『カメラを止めるな!』のヒロインであり、今作がカメ止め後初主演舞台となる秋山ゆずきが、8公演ずつ演じ分ける。(全16公演中8公演がジップ浅川梨奈、キャンディ秋山ゆずき、さらに8公演がジップ秋山ゆずき、キャンディ浅川梨奈)。そんな注目の舞台の稽古が報道陣に公開された。
まずは、浅川梨奈が演じるジップが誕生するシーンからキャスト総出で登場するオープニングが公開された。浅川の持ち前の明るさとエネルギッシュな芝居でジップのキャラクターを引き出している。その後に公開された廃棄工場のシーンでは、交代で秋山ゆずきがジップを演じた。破棄される為ベルトコンベアで炉に運ばれていく中での葛藤や炉に落ちるのを拒むところではコミカルに演じた。もちろんキャンディも交代で演じており、2人の演じ方や印象の違いが注目点。また、廃棄工場のシーンで米原幸佑らが歌う楽曲もコミカルで見どころたっぷりだ。校條拳太朗など脇を固める座組の稽古場は、良い雰囲気だった。
その後取材に応じた浅川は、「廃棄工場のシーンは、ジップの生意気だったり天真爛漫さとは違う一面だったり、キャンディが助けに来てくれて二人の関係性が変わっていくのかなと思うので、廃棄工場はのシーンは好きです。」と見どころを語り、秋山は、久々の舞台について、「人間関係を作りながら芝居を作る有難い時間。」と語った。
公演は7月4日から7月14日まで、俳優座劇場にて上演。
音楽劇「Zip&Candy」
これは地球から遥か遠くの土星の裏側のお話。ジップと名付けられたロボットは、カレルヤ博士と助手コケルの手によって誕生した最新型のロボット。
ライトとレフトという左右のウイングを操り、どこまでも高速でひとっ飛び。だが、ある日、その最新鋭のロボットを欲しがるビン・カン・ボトルという貧困民たちに撃ち落とされる。
ジップが墜落したのはサンドウィッチ博士の研究所。そこでキャンディという旧型ロボットと出会う。
その研究所から一歩も出たことがないというキャンディのため、ジップは外の世界に連れ出すが、それが予期せぬ展開に・・・。
土星の治安維持に努めるステイ区長、そのボンボン息子ヒア、はたまた、地球への帰還を企むカンバック一味ほか、個性豊かなキャラクターたちも巻き込むロボットファンタジー。
原作:
にしのあきひろ 「Zip&Candy」(幻冬社)
脚本・演出:
なるせゆうせい
日程:
2019 年7 月4 日(木)~7月14 日(日)
会場:
俳優座劇場
チケット:
プレミアム席¥9,800 S 席¥7,800
※プレミアム席は非売品プレミアムお土産付き好評発売中!
キャスト:
浅川梨奈、秋山ゆずき/校條拳太朗、米原幸佑、内海啓貴、反橋宗一郎、古畑恵介、加藤凛太郎、足立英昭、岩城滉太、田中孝宗(劇団俳優座)、後藤紗亜弥、中江早紀、中村翼、あまりかなり、西田薫子、平田りえ、松村泰一郎/緒月遠麻/星田英利
主催:
音楽劇『 Zip & Candy 』製作委員会
公式サイト:
http://zipandcandy-stage.com/
公式ツイッター:
@zipcandystage