黒澤明 映画原作×宮本亜門/市村正親&鹿賀丈史Wキャスト主演オリジナルミュージカル『生きる』本日開幕

日本発・オリジナル新作ミュージカル『生きる』が本日10月8日(月)TBS赤坂ACTシアターにて開幕した。

クロサワ映画が世界で初めてミュージカルになることで話題の本作。
黒澤明監督が1952年に発表した映画「生きる」を、グラミー賞受賞の作曲家ジェイソン・ハウランドの音楽、「アナと雪の女王」などのディズニー映画の訳詞で知られる作家の高橋知伽江の脚本と歌詞、そしてアジア人として初めてブロードウェイに進出した演出家の宮本亜門の演出でミュージカル化した意欲作。
役所の市民課に30年休まず勤め続ける渡辺課長は、早くに妻を亡くし息子夫婦と同居している。そんなある日、胃がんが発覚し、自分の人生が残り少ないことを知った渡辺は、生まれて初めて自分の人生の意味を探し始める。
映画で志村喬(たかし)が演じた主役の市民課長・渡辺勘治は、ミュージカル界のレジェンド・市村正親と鹿賀丈史がダブルキャストで演じる。
ミュージカル『生きる』は、10月28日(日)まで、TBS赤坂ACTシアターにて上演。上演時間は、休憩込みで2時間15分。

コメントが到着
■宮本亜門(演出)
黒澤映画をミュージカル化することは、あまりにも大胆かつ挑戦的で、プレッシャーを感じてきましたが、黒澤明さんの作品をリスペクトしながらも、新しいミュージカルに仕上がっています。この作品をいよいよお客様に届けられることにドキドキしています。皆様の温かい応援を受けて、日本発のオリジナルミュージカルが、いよいよ始まります!

■市村正親(主演ダブルキャスト・渡辺勘治役)
皆の力が結集して、黒澤明監督の映画に負けない、ミュージカル『生きる』が出来上がったと感じています。昨日も舞台稽古をやりまして、ご覧になったお客さんがたまらず感極まってくださっていたと聞いて、きっとうまくいっているんだなあと実感しました。最後まで演じきりたいと思っています。

■鹿賀丈史(主演ダブルキャスト・渡辺勘治役)
つい先ほど最終稽古を終えて、非常に手ごたえを感じています。今まで、自分のターニングポイントとなる作品にいくつか出会ってきましたが、この「生きる」という作品は、デビュー45周年を迎える今年、また自分を変えてくれそうな、素晴らしい作品になっており、幸せでいっぱいです。いよいよ明後日(9日)に初日を迎えますが、渡辺勘治役を精一杯演じさせていただきたいです。








オフィシャル写真(舞台写真撮影:引地信彦)


黒澤明没後20年記念作品
ダイワハウスpresents ミュージカル『生きる』

―あらすじ
役所の市民課に30年勤める課長の渡辺勘治(市村・鹿賀/Wキャスト)は、まもなく定年を迎えようとする矢先に、当時は不治の病とされていた胃がんになり、余命わずかと知る。時間が残されていないことを知った渡辺は、これまでの人生を考えて苦悩し、一時はやけ気味で夜の街を歩き、知り合った小説家(新納・小西/Wキャスト)と遊びまわるが、心はむなしいばかりで、息子の光男(市原隼人)にも打ち明けられずにいた。そんな折に偶然街で出会った同僚の女性(May’n、唯月/Wキャスト)から刺激を受け、市民が求めていた公園の建設を成し遂げようと思い立つ。かけがえのない人生をどう「生きる」か…そこに込められた渡辺の夢とは…?

公演日時:10月7日(日)プレビュー公演/10月8日(月・祝)~28日(日) 本公演
会場:TBS赤坂ACTシアター
※本作は東京公演のみ、地方公演なし
http://www.ikiru-musical.com/

作曲&編曲:ジェイソン・ハウランド
脚本&歌詞:高橋知伽江
演出:宮本亜門
出演:市村正親/鹿賀丈史(ダブルキャスト)、市原隼人、新納慎也/小西遼生(ダブルキャスト)、May’n /唯月ふうか(ダブルキャスト)、山西 惇 ほか

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