8月23日、アリスインプロジェクトの舞台「最果ての星~アリスインデッドリースクール 外伝~」が開幕。その初日公演前に関係者が見守る中、ゲネプロが行われた。アリスインプロジェクトの8月公演は、「アリスインデッドリースクール」の 2本立ての連続公演で、1本目は「アリスインデッドリースクール」の本伝である舞台「アリスインデッドリースクール 楽園」を上演し、今回、2本目である外伝に当たる舞台「最果ての星~アリスインデッドリースクール 外伝~」を上演する形になってる。
「アリスインデッドリースクール」 は、高校の屋上で極限状態の少女たちの群像劇で、2010年アリスインプロジェクトの旗揚げ公演での初演以来、たびたび上演されている。2017年の昨年、舞台・アニメ・実写映画といったメディアミックス展開を果たした。ガールズ演劇の原点であり代表作でもある。
舞台「最果ての星~アリスインデッドリースクール 外伝~」は、本伝から3か月が経った美術館の屋上が舞台。本伝では漫才コンビの少女が主人公であるが、本作では笑う事の出来ない少女が主人公という、真逆の設定がポイントの作品である。世界が変わる瞬間に驚き絶望の淵に立った少女達を描いた本伝とは違い、現実に立ち向かってきた少女達であるが、世の中が狂う前の常識や理性を捨てられないでいる彼女たちには、難しい決断を迫られる事になり、かなりキツイ台詞もあるかなりハードな作品。最果ての星とは何だろうと思いを馳せてしまう。
ゲネプロ後に行われた記者会見にて、三嶋倫役 酒井萌衣は、「パネルを使う演出が多くて、アタフタしていますが、怪我なく頑張りたい。笑わない役なのですが、(他のキャストの演技で)笑ったらこの舞台が終わっちゃうので(笑)、それが大変です」とコメントし、脚本・演出の松本陽一氏は、「とてもよいゲネプロでした。一か月間で、重厚な物語を作れたんではないかと自負が有ります。生き抜くのが大変なお芝居で、その感情をキャストが全力で心と体を使って表現してくれているんじゃないかと思います。絶対にお客さんに届くと思うので、デッドリースクールを知っている方はもちろんですけど、始めて観る方も滅茶苦茶泣ける感動作になっていると思います。」と語った。
舞台「最果ての星~アリスインデッドリースクール 外伝~」は、8月日()から月日()まで、池袋・シアターKASSAIにて上演する。
■舞台写真
■キャスト写真
月組公演キャスト
■多々良日菜役 若松愛里コメント
▼見どころ
若松愛里「2年前に出演したデッドリースクール パラドックスは、当たり前だった世界が当たり前でなくなっていく世界、今回は3カ月間当たり前の世界で無くなった生活が3か月続いてるので、それが難しいところだったんですけど、その中でも悲しいところだけじゃない、こんな世界でも日常と変わらないところが有るのかな?と思うので、そこが見どころです。」
▼役作りについて
若松愛里「デットリーの作品は、その場で起こっていることが、楽しかったり悲しかったりするので、その感情に成りやすい。同じ学年のリンを見つけた事で、嬉しくて親近感がわいで、距離が縮んでいくところを観ていただければと思います。」
▼メッセージ
若松愛里「SNSなとで感想などで行きたいなって揺らいでる方は、是非来てほしいと思います。」
「最果ての星~アリスインデッドリースクール 外伝~」
「僕は…絶対に笑わない」
あの屋上で世界が一変してから数カ月。
森に囲まれた郊外の美術館の屋上で、ひとりの少女が天体望遠鏡を眺めていた。
サバイバル生活を余儀なくされた少女達の運命は…。
デッドリースクールの後日譚を描いた外伝が初登場
キャスト
シングルキャスト
酒井萌衣/八坂沙織/新藤まなみ/針谷早織/ゆうの/渡辺菜友/千歳ゆう/山本柚月/安達優菜
ダブルキャスト
(月組)岡ちひろ/そら♨るる/黒木美紗子/若松愛里/花岡芽佳/秋吉あや
(星組)松本奈々/梅原サエリ/黒木美紗子/田中奈月/天音/南條あかね
友情出演
栗生みな/がーな
日替わりゲスト
舞川みやこ/秋元美咲/若林倫香
日程:
2018年8月23日(木)~ 9月2日(日)※全16公演
23日(木)=19:00(月)
24日(金)=19:00(星)
25日(土)=13:00(月)・18:00(星)
26日(日)=13:00(星)・18:00(月)
27日(月)=19:00(星)
28日(火)=19:00(月)
29日(水)=19:00(星)
30日(木)=19:00(月)
31日(金)=14:00(月)・19:00(星)
01日(土)=13:00(星)・18:00(月)
02日(日)=12:00(月)・17:00(星)
※月組・星組の一部ダブルキャスト
※物販開始は60分前、客席開場は30分
劇場:
池袋・シアターKASSAI(110席)
東京都豊島区東池袋1-45-2
TICKET:
S席5800円(最前列・ひな壇最前列/指定席)
A席4800円(S席以外/自由席)
※税込
スタッフ
原作:麻草郁
脚本・演出:松本陽一(劇団6番シード)
企画:鈴木正博
プロデューサー:西初恵・美濃部慶
制作統括:青柳一夫
制作:アリスインプロジェクト
製作: アリスイン株式会社
制作協力:オフィスAdaD/MAGMA/STUDIO K’z