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5月29日から選挙戦がスタートした『AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙』の第1日目の投票を集計した選挙速報が5月30日AKB48劇場にて発表された。
元ミュージカル少女の宮脇咲良(HKT48)は3位、山内瑞葵(AKB48)は50位に入り、順調な選挙戦をスタートさせた。
総選挙を戦う意義
ある年のクリスマスの頃、AKB48のOGの子のイベントのファンの打ち上げに御厚意で参加させていただいた記者は、OGの子の卒業後に行われた2009年7月9日に行われた第1回『AKB48選抜総選挙』の選挙の結果の話題に興味を持った。
ファンの打ち上げに参加していた方々は、いわゆる生誕祭実行委員会の元委員長や元会計責任者などファン組織の主だった方々で、その時注目したのは、1位の4630票ではなく、8位の2117票に注目していた。OGのファンの方々は、2117票の推定軍資金などを計算し、生誕祭実行委員会の集金事情等、8位の子の界隈(初代のTeam K界隈では、メンバーのファンのひとかたまりは”業界”と称していたので、この時OGのファンの方々は”業界”と言っていたかもしれない)の事情を加味して、票読みをしていたが、もちろん、”太平洋戦争にイージス艦がタイムスリップしたら”のようなIFの世界、酒場の”架空戦記”なのかもしれないが、2117票を肴にあれよこれよと話が弾んでいた。なぜ”8位の2117票”なのか、当時の8位の子は選抜メンバーではなく表舞台になかなか出れないメンバーで、OGも選抜メンバーには選ばれない子だった。非選抜のファンは、どうしたら推しを目立たせる事が出来るのか?と考えて、例えば”こんなに人気が有るんだ”と生誕祭を豪華にしたり、奇抜なものにしたり、いろいろなアイディアで推しを目立たせようと考えていた。そんな非選抜のファンからしたら、”選抜総選挙”は切実に飛び付いていたであろう事は想像は難しくない。第1回『AKB48選抜総選挙』では、ファンは半信半疑で醒めていた雰囲気も一部ではあったが、8位の子の界隈はガチになれたからこそ8位になれた。OGのファンたちは8位の界隈に自分たちを重ねていたのかもしれない。OGの子が、第1回『AKB48選抜総選挙』時に在籍し、逆境に強く潤沢な資金のある生誕祭実行委員会と知られた組織を持つ状態で、第1回『AKB48選抜総選挙』に突入していたら・・・と”架空戦記”を想像してしまった。
第一回から数回にわたって1-2位の座を巡って争ったライバル決戦が総選挙を注目イベントに押し上げた側面もあるが、”8位の2117票”が各非選抜のファンに勇気を与え、総選挙の原動力になったのではと思っている。
今回、総選挙は10回目となり、「世界選抜総選挙」と規模が拡大したが、ファンの思いは変わっていないのだろう。ただし、第一回総選挙とは違い、票数が段違いになっている。ランクインの瀬戸際では、組織票だけではドングリの背比べ状態で、あと”一伸び”が重要となっているようだが、その”一伸び”が、メンバー本人のSNSの発信なども重要な要素ではあるが、各陣営の選挙戦スタイルと戦略も見逃せない。
総選挙第一日目の投票結果が示される速報発表の為に持ち票を全力で投票し、勢いを示して浮動票を狙うか、手の内を見せず速報発表は敢えて捨て地道に投票するか、組織的投票を行わない(行えない)か、各陣営の動向に注目だ。
地頭江音々(HKT48)のファンは、「今回速報で102位に入って名前が呼ばれて良かったです。でも本番でこの順位では圏外となってしまうので気を緩めずに投票したいです。彼女はパフォーマンスに定評があるので総選挙にランクインしてもらって色々な人にパフォーマンスを見てもらいたいです。」、武田智加(HKT48)のファンは「まさか速報で入らないなんて思いませんでした。もかちゃんは自分でファンに会員証を発行したりファン獲得のアイデアに長けている子なので、もっともっと応援して、総選挙当日までに”もかフレンド”の結束力を見せてランクインさせてあげたいですね。」と取材に対して声を頂いた。
まだ選挙戦は始まったばかり、あと”一伸び”がどのような選挙結果になるか興味は尽きない。因みに記者はまだ投票していない。締め切りまでじっくり選挙公約など活動を見極めて、清き〇票を入れたいと思います。
運命の投票結果は6月16日(土)にナゴヤドームにて発表される。
AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙 速報結果
https://www.akb48.co.jp/sousenkyo53rd/
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