2017年10月29日、丸美屋食品ミュージカル「アニー」のオーディションが行われ、アニー役を含む孤児役の子役キャスト14名が決定し、アニー役には、埼玉県出身の新井夢乃さんと東京都出身の宮城弥榮さんが選ばれた。新井夢乃さんは、2015年の「レ・ミゼラブル」リトルコゼット役、宮城弥榮さんは、2017年のミュージカル「冒険者たち~この海の彼方へ」ジャンプ役での出演経験があり、いずれも11歳で小学5年生との事。
オーディションは、書類選考で選ばれた422名によって、4日間の実技審査を経て合格者を決定した。難関のオーディションの一つとして知られ、舞台作品だけでなく、オーディションそのものも注目度が高い。
演出の山田和也氏は、「選ぶという感覚にはならなくて、アニーにどうやって出会うのか、アニーは日本のどこかにいる。アニーを選ぶというのではなくアニーを探す。(オーディションは)アニーが会いに来てくれる感覚が有るんです。今年もアニーに出会えたという気もします。」、アニー役については、「毎回決め手を聞かれると思うのですが、アニーっぽいとしか言いようがない。アニーに形を求めてないので、審査員全員がアニーと思った子がアニーじゃないかと思います。誰かのアニーの真似ではないアニーというのが決め手です。」、と選考について語りました。
新井夢乃さんは、「1次審査を通ったのもびっくりして嬉しかったのに、夢が叶ってとても嬉しいです。観に来てくれたお客さんが、感動しながら帰ってもらえるアニーになれたら良いなと思います。」、宮城弥榮さんは、「凄く嬉しいです。アニーというミュージカルを、観た事がある人も、始めて観る人も、すごく楽しいなと思えるアニーにしたいです。」、と合格の感想や意気込み語りました。
丸美屋食品ミュージカル「アニー」は、2018年4月21日から5月7日まで、東京・新国立劇場中劇場にて公演。また他に地方公演も予定している。
演出の山田和也氏が選考について説明
発表を待つ
名前を呼ばれて
全員で「トゥモロー」合唱
合格したアニー含め孤児役たち
前列左から新井夢乃(アニー役)、宮城弥榮(アニー役)
後列左から佐橋俊彦(音楽監督)、山田和也(演出)、広崎うらん(振付・ステージング)
2017年のアニーから花束。野村里桜(左側)、会 百花(右側)
丸美屋食品ミュージカル「アニー」
舞台は1933年のニューヨーク。世界大恐慌直後の街は、仕事も住む家もない人であふれていました。誰もが希望を失っているなか、11歳の女の子アニーだけは元気いっぱい。11年前、孤児院の前に置き去りにされたというのに、いつか両親が迎えに来ると信じて、逆境にひるむことなく前向きに生きています。
そんなある日、大富豪オリバー・ウォーバックスの秘書グレースに気に入られたアニーは、クリスマスの2週間をウォーバックスのもとで過ごすことに。明るいアニーに孤独な心をなぐさめられたウォーバックスは、アニーを養女にしたいと思うようになります。しかしアニーは、本当の両親と暮らすという夢をあきらめきれません。その強い気持ちに打たれたウォーバックスは、懸賞金をかけて彼女の両親を捜すことにします。
ところが、それを知った孤児院の院長ミス・ハニガンと弟ルースター、その恋人のリリーは、懸賞金目当てに悪だくみを始めて……。アニーの夢はかなうのでしょうか?
2018年4月21日-5月7日
東京・新国立劇場中劇場
東京公演の他、地方公演の予定。
公式サイト:
http://www.ntv.co.jp/annie/