2017年1月11日、舞台「真説・まなつの銀河に雪のふるほし」雪組公演(Wキャスト公演)の公開ゲネプロが、品川の六行会ホールにて行われた。
同作品は2012年に初演され、大きな評価を得た人気舞台「まなつの銀河に雪のふるほし」の大幅な脚本を書き直したリニューアル作品として、演出に、初演時と同じく、劇団6番シードの松本陽一 氏が担当し、松本氏の持ち味であるスピード感あるストレートプレイと切れ味鋭い演出で、SFガールズ演劇の最高峰を目指している。
現在から10万年後の世界、既に人類は自ら汚しきった地球を捨て、遠く銀河の果てに脱出し、残された僅かな人達は、汚染された地上で人体が順応出来るようにバイオテクノロジーを活用したり、マインドアップローディング(#1)で、生き延びており、銀河の果てで繁栄しているであろう人類に、救って貰おうと”ある計画”を立てていた。そこに10万年前に天才科学者の姉によって眠らされていた少女・木在奏が目覚める。仲間を救う為、色々な立場や想いを持ちながら、ロケット打ち上げを図る少女たちの情熱的なドラマが展開していく。
ゲネプロ終了後に、記者団の取材に応じた山本亜依さんは、「ゲネプロをやってみて、雰囲気や分かったところもあったので、そこを改善して、ゲネプロよりお客様により良いものお届けできると確信しました。(ゲネプロのカーテンコールで)泣いちゃったのは、みんなの顔を見たら今までの稽古の事を思いだしちゃって、それくらい皆の事が好きだし信じているので、一緒に頑張りたいと思います。」、さいとう雅子さんは「初めて舞台上で通したのですが、新たな発見や反省点も有ったので、それをいかして頑張りたいです。」と意気込みや感想をそれぞれ語りました。演出を担当した松本氏は「ガールズ演劇の若い女の子の劇にしては、(高低差の激しい体力的に)ハードな舞台セットとかなり難易度の高い演出を彼女たちに要求したのではないかと思います。これから彼女たちにダメ出ししていきたいと思いますが、もっともっと伸びるし良い作品になるのではないかと確信が持てました。今までに観た事のないガールズ演劇の感動作をお客様に”観たぞ”と思って貰えるように、キャスト・スタッフ一同で頑張っていきたいと思います。」と語りました。
舞台「真説・まなつの銀河に雪のふるほし」は、2017年1月11日より15日まで品川の六行会ホールにで上演される。
#1 マインドアップローディングとは、脳の状態をデジタルデータとして保存して、クラウド上にアップロードするという技術。データがあれば物体(人体)が無くなっても、アンドロイドやロボットや他の生体に移すことが可能で、不死が実現できるという技術。この舞台では「データスフィア」と呼んでいる。物語上では実体が無いが投影技術のような物で自己の意志で動いたり、物語上で語られないがプログラム上の高度差によってヒエラルキーがあるのか、より高度なプログラムを欲しがるキャラクターが登場し、結果的に物語を動かしいている。

雪組公演全キャスト
シングルキャスト・ゲストキャスト
雪組キャスト
■ゲスト出演:木在綴 役 梅本まどかさんのコメント
Q.タレントに転身されてから2回目の舞台ですが
梅本まどか「ミュージカルを出演させていただいたり、短編劇に出演したことはあるのですが、こういう舞台は初めてで、27歳の天才科学者という私と真逆という感じですし、奏のお姉ちゃん役という事で、かなり台詞に苦戦というかどうなんだろう?というところがあったのですが、お稽古期間は短かったのですが、キャストのみんなが気さくで、お互いの意見をぶつけ合ったり、出れない時は電話で意見の言い合いをして、凄い仲が深まったからこそ、本当の姉妹のようなお芝居ができたかなと思います。」
Q.ここは観てほしいところは有りますか?
梅本まどか「27歳の天才科学者なんですが、妹の約束とか科学以外の忘れっぽいところは出しやすかったですが、天才ってぽく見せるのには頑張りました。映像作品を見たりいろいろ研究したので、そこを観て欲しいです。」
Q.最後にメッセージをお願いします。
梅本まどか「お話自体が感動的で、水無光の台詞で「僕の席は僕が決める」のように気持ちが大事なんだという事や、家族愛や友情の大切さがギュッと詰まったお話だと思うので、それを伝えられるように頑張りますので、ぜひ観に来てください。」
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・舞台「真説・まなつの銀河に雪のふるほし」記者発表
舞台「真説・まなつの銀河に雪のふるほし」
水面に浮かぶ学校の「教室」。人類が衰退してからおよそ1万年。
水没したあとの世界には、一着だけ残った宇宙服と、飛べないロケット。
奇妙な機械と、動物と人間。そして、冷凍睡眠からよみがえったひとりの少女。
ある日「教室」に、宇宙からの通信が届く。それは、地球外へ脱出していた人類からの、遠い知らせ。浮遊するデブリによって閉ざされた大気圏を脱し、宇宙へ通信を送るため、少女たちは壊れたロケットを修理する。
『聞こえますか? こちらは地球、あなたたちの生まれた星です』
温暖化は進み、やがて地球には誰も住めなくなるだろう。いつかはこのゆりかごから脱出しなければならない。
漂流する「地球」から、重力の井戸の底から、彼女たちは果たして抜け出すことが
できるのだろうか?
キャスト
【シングルキャスト】
山本亜依/さいとう雅子/神原れおな/彩川ひなの/岩田陽葵
堀越せな/鶴田葵/思春ももせ/樫村みなみ/結城ひめり
【雪組】Wキャスト
岡田花梨/嶋村杏樹/相良朱音/山中愛莉彩
西田果倫/横尾莉緒/音華花/豊川久仁
【星組】Wキャスト
沖田桃果/新木美優/渡辺菜友/栗野春香
林田鈴菜/金澤絹理/春野恵/有村まりあ
【ゲスト】
梅本まどか(11日(水)、12日(木)、13日(金)4公演)
遠藤瑠香(14日(土)、15日(日)4公演)
スタッフ
演出:松本 陽一(6番シード)
脚本:麻草郁 舞台監督:海老沢栄 演出助手:宇田川美樹 (劇団6番シード)
舞台美術:照井旅詩 音楽監督:神津裕之 音響:宮崎裕之 照明:榊原大輔
ヘアメイク:青山亜耶 票券:島崎翼 振付:エリザベス・マリー 衣装:西田さゆり
小道具制作:麻草郁 / 菜ノ花マカ
デザイン : 益子晃 スチール:かしわだにたかし HP:小和田明
制作協力:アンデム / 関友里恵 / 藤岡真由美 / 劇団6番シード / オフィスAdaD / MAGMA / STUDIO K’z
企画:鈴木正博 プロデューサー:美濃部慶
制作:アリスインプロジェクト
製作:「真説・まなつの銀河に雪のふるほし」実行委員会
協力(50音順):アヴィラ / ECP / エーライツ / S.E.P / SBP / MSエンタテインメント / Studio K’z /
ココジャパン / タンバリンアーティスツ / DEARSTAGE inc. / 10-point / トキエンタテインメント /
ノンシュガーレーベル / ピーキューブガレージ / フィットワン / プラチナムプロダクション /
ブルーベアハウス / ブルーローズ / ミューズ音楽院 / ミライプロダクション / Mousa / ルーナファクトリー
日程
2017年1月11日(水)~15日(日) 全8公演
開演
2017年1月
11日・水=19:00(雪組)
12日・木=19:00(星組)
13日・金=14:00(雪組)・19:00(星組)
14日・土=13:00(星組)・18:00(雪組)
15日・日=12:00(雪組)・17:00 (星組)
※ロビー開場・物販開始は60分前。客席開場は30分前
※雪組・星組の一部ダブルキャスト
劇場
LinkIcon品川:六行会ホール(250席)
東京都品川区北品川2-32-3
チケット
S席6500円(最前5列)
A席5500円(6列目以降)
全席指定
公式サイト
http://aliceinproject.com/
チケットの購入方法は公式サイトをご参照ください。