ミュージカル「Annie」 アニー役を含む孤児役、主要スタッフ発表

#画像は公演とは関係ありません

ミュージカル「Annie」のオーディションが、先月24-25日、今月の1-2日の四日間で行われ、アニー役に、野村里桜(9歳)、会 百花(11歳)に決定し、アニー役含む14名の子役が決定した。
翻訳、演出、振付、美術、衣裳など、すべてを一新し、演出に山田和也、音楽監督に佐橋俊彦、振付・ステージングに広崎うらんが担当する。

山田和也
日本大学藝術学部演劇学科演出コース在学中に三谷幸喜らと東京サンシャインボーイズを結成。卒業後の1984年、東宝演劇部へ入社。
以後ミュージカル、ストレートプレイとジャンルを超えて幅広く活躍している。
子役を使った代表的な作品としては、1998年 「サウンドオブミュージック」(大地真央主演 / 日生劇場)。
<公式ブログ>

日本テレビ版「Annie」は、1986年から2000年まで篠崎光正、2001年から2016年はジョエル・ビショッフが担当し、前任のジョエル氏が篠崎氏から代わった時に大幅な変更が行われ、孤児役の大幅な削減、複数のタップキッズ役の配役、ミュージカルナンバー「It’s the Hard-Knock Life」のダンスの廃止(のちに復活)、ミュージカルナンバー「Hooverville(We’d Like to Thank You, Herbert Hoover)」をカット、一部シーンの入れ替え、ホワイトハウスの政治家の配役名の変更等などが行われた。9・11以降アメリカの団結が謳われていた時期であり、共和党出身のフーバー大統領を揶揄するナンバーである「Hooverville」を同時期に米国で制作された映像作品でもカットした政治的融和傾向に、ジョエル氏は沿ったと思われる。ウォーバックスの電話の会話で民主党党員・支持者への侮辱的ブラックジョーク等かなり際どいセリフも柔らかくなっていき、政治的、階層的な対立点、金に転んでしまう大人たちを、アニーという女の子で、あぶりだしていく痛快さより、米国社会の対立構造を覆い隠す時期だった。米国や世界の政治的状況も変わり、この時期に新らたに演出する山田氏はどのような「Annie」を作るか注目である。

ミュージカル「Annie」公式サイト


【10月12日追記】
孤児役の子役の一覧が公式サイトにて追加されました。

ミュージカル「Annie」公式サイト

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