人気若手俳優・宮沢氷魚が、舞台『アンナ・カレーニナ』にて宮沢りえと初共演する。宮沢氷魚は、現在PARCO劇場にて舞台『ピサロ』で渡辺謙とも共演中であり、ドラマや映画作品に限らず、確かな演技力と存在感を発揮している。
今回、宮沢氷魚が出演する『アンナ・カレーニナ』は、8月7日(金)~9月3日(木)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、9月10日(木)~13日(日)まで京都・京都劇場にて、激動する19 世紀後半のロシア貴族社会の人間模様を描いたトルストイの不朽の名作であり、“破滅”か“希望”か…真実の愛を追い求め、揺れ動く人間たちが奏でる恋愛叙事詩。
宮沢氷魚が演じるのは、恋には不器用ながらも真実の愛を手に入れるコンスタンチン・リョーヴィン。タイトルロールとなるアンナ・カレーニナを演じるのは、宮沢りえ。社交界の華であったが“初めての恋”に燃え上がり破滅の道へと突き進んでいくアンナを生々しく演じる。
今回の出演に関して宮沢氷魚は 「出演のお話を聞いた時はとても嬉しく、感激しました。数々の名作を上演してきたシアターコクーンに立てることを光栄に思っております。宮沢りえさんと共演させて頂くのは今回が初めてなのですが、雲の上のような存在の女優さんで、ご一緒できることがとても楽しみです。苗字が同じなので勝手ながら少し運命も感じています(笑)」 とコメントを寄せている。
また、宮沢氷魚と宮沢りえの他にも、白洲迅、川島海荷、大空ゆうひ、吹越満、段田安則と豪華キャスト陣が集結し、万全な布陣で名作『アンナ・カレーニナ』の新たな舞台を描き出す。
宮沢氷魚は、ドラマ『コウノドリ』や『偽装不倫』で注目を集めたが、今回は立て続けに大作の舞台への挑戦。6月19日に公開となる映画『騙し絵の牙』への出演も控えるなど、人気俳優として本格的な躍進を遂げることとなりそうだ。
ロシアを代表する文豪であるレフ・ニコラエヴィチ・トルストイが1800年代後半に書き上げた長編小説「アンナ・カレーニナ」は、世界中から称賛され、「芸術上の完璧であって、現代、ヨーロッパの文学中、なに一つこれに比肩することのできないような作品」と言わしめたロシア文学の金字塔である。この名作を、イギリスの気鋭の演出家フィリップ・ブリーンが新解釈で戯曲化し、演出する。アンナ、ヴロンスキー、カレーニンの三角関係を中心に描かれることが多い作品だが、今回のフィリップ版では、破滅に向かうアンナの「愛」と、未来への希望を感じさせるリョーヴィンとキティの「純愛」とを対照的に描くとのこと。激動する19世紀後半のロシア貴族社会の人間模様を描いたトルストイの長編大作が、フィリップの手によってどのように現代に蘇るか注目だ。
■■宮沢氷魚コメント全文■■
出演のお話を聞いた時はとても嬉しく、感激しました。数々の名作を上演してきたシアターコクーンに立てることを光栄に思っております。宮沢りえさんと共演させて頂くのは今回が初めてなのですが、雲の上のような存在の女優さんで、ご一緒できることがとても楽しみです。苗字が同じなので勝手ながら少し運命も感じています(笑)。僕が演じるリョーヴィンはとても素朴で心優しい人間で、アンナとは対照的な立ち位置にいるので、その対比を楽しみつつしっかりと表現していきたいと思います。今作で舞台が5作目になりますが、毎回役者として自分が試されているなと感じます。舞台上では逃げ場がない。その中で一人の人生を生き抜く。その責任感を背に今回もたくさん悩み、試練が待ち受けていると思いますが、全力で駆け抜けて行きたいです。初めて立つコクーンの舞台。ぜひ観に来てください。
◆宮沢氷魚公式Instagram
https://www.instagram.com/miyazawahio/
DISCOVER WORLD THEATRE vol.8『アンナ・カレーニナ』
19 世紀ロシア。美しく魅惑的な社交界の華アンナ・カレーニナは、
著名な政府高官の夫カレーニンと一人息子と共にサンクトペテルブルクに暮らしていた。
ある日、モスクワを訪れたアンナは、若き青年将校ヴロンスキー伯爵と出会う。
一目で惹かれ合う二人。熱烈なヴロンスキーからのアプローチを拒絶し続けるアンナだったが、
自分の心を偽ることができず、ついにヴロンスキーと恋に堕ちる。
カレーニンは妻アンナの気持ちと行動を知りつつ、体面を保つために妻に忠告するにとどめていたが、
当然心中穏やかではいられない。そんな夫にアンナは、堂々と「ヴロンスキーを愛している」と告げるのだった。
若くして結婚したアンナにとって、それは“初めての恋”にほかならなかったのだ。
カレーニンとの離婚が成立しないまま、アンナはヴロンスキーとの間に娘をもうけ、一緒に暮らし始める。
だが社交界の掟を破ったアンナに周囲が注ぐ視線は、当然冷たい。
ヴロンスキーとの愛に全てを捧げる覚悟を決めていたアンナだったが、次第に精神的にも追い詰められていく。
一方、アンナの兄オブロンスキーは、自身の浮気が原因で妻ドリーとの夫婦仲が危機に瀕していたが、
アンナの取りなしでどうにか事なきを得ていた。
オブロンスキーの若き友人リョーヴィンはドリーの妹キティに一度求婚するも、
ヴロンスキーに夢中だったキティにあえなく振られ、田舎で農地経営に精を出していた。
キティもまたヴロンスキーへの淡い恋心を踏みにじられ、愛を信じられなくなっていたが、
勇気を出したリョーヴィンからの二度目のプロポーズを受け入れる。
リョーヴィンとキティは真実の愛を手に入れ、地に足の着いた暮らしを始めるのだった。
不安定なアンナを支えるヴロンスキーには、母が勧める縁談が持ち上がっていた。
疑心暗鬼にかられたアンナは朦朧と街をさまよい、自ら列車の前に身を投げる──。
原作 レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
上演台本・演出 フィリップ・ブリーン
翻訳 木内宏昌
美術・衣装 マックス・ジョーンズ
出演 宮沢りえ 宮沢氷魚 白洲 迅 川島海荷 西尾まり 片岡正二郎 深見由真 金子岳憲
高間智子 富沢亜古 真那胡敬二 山本龍二 大空ゆうひ 吹越 満 段田安則 ほか
チケット発売日 【東京】5月31日(日)AM10:00~ 【京都】7月5日(日) AM10:00~
企画・製作 Bunkamura
【東京公演】
公演期間
2020年8月7日(金)~9月3日(木)
会場
Bunkamuraシアターコクーン
チケット料金
S席\11,000 A席\8,500 コクーンシート\5,500(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
ケットに関するお問合せ
Bunkamuraチケットセンター 03-3477-9999(10:00~17:30)
公演に関するお問合せ
Bunkamura 03-3477-3244(10:00~19:00)
www.bunkamura.co.jp
【京都公演】
公演期間
2020年9月10日(木)~13日(日)
会場
京都劇場
チケット料金
¥11,000 (全席指定・税込・未就学児童入場不可)
主催
サンライズプロモーション大阪
お問合せ
キョードーインフォメーション 0570-200-888(10:00~18:00)
http://www.kyodo-osaka.co.jp